気づけば夏本番!太陽の光が強くなり、日焼け止めがますます必要な季節になりました。しかし、日焼け止めを選ぶ際には、SPFやPAといった表示が多くてわかりにくいものです。どのような基準で選べば良いのでしょうか?本記事では、日焼け止めの選び方について解説します。これからの季節、健康な肌を保ちながら楽しい夏を過ごすために、ぜひお読みください。
日焼け止めの基本と種類
紫外線から肌を守るためには、日焼け止めを適切に塗ることが重要です。本記事では、日焼け止めを効果的に使用するためのポイントを紹介します。
紫外線対策の重要性
紫外線は肌に多くの悪影響を及ぼします。美容に対する影響だけでなく、皮膚の健康面に影響することも。そのため、紫外線対策は非常に重要です。日常生活では日焼け止めはもちろん、帽子、サングラスを併用することで、紫外線のダメージを最小限に抑えることができます。紫外線の強い季節や屋外での活動時には、必ず紫外線対策を心がけましょう。
SPFとPAの意味について
SPFとPAの意味、またそれぞれの違いや数値の見方について解説します。
SPFとは
SPF(Sun Protection Factor)は、紫外線B波(UV-B)から肌を保護する能力を表しています。数値が大きいほどUV-Bから保護できる時間が長いことを意味します。SPF1は約20分です。SPF50の日焼け止めは、肌を紫外線B波から17時間保護するとされています。ただし、SPF値が高くても汗で流れてしまっては効果を発揮しないので、こまめに塗り直すことが重要です。
PAとは
PA(Protection Grade of UVA)は紫外線A波(UV-A)から保護する能力を示します。PA+、PA++、PA+++のように表示され、数が多いほどUV-Aからの保護効果が高いことを示します。PA++++は最も高い保護レベルです。UV-Aはシミやしわの原因に大きく関わっているといわれています。 UV-Aは、雲や窓ガラスを通り抜けやすいため、曇りの日や家の中でもしっかりと対策する必要があります。
ケミカルとノンケミカルの違い
「ケミカル」とは紫外線吸収剤を含む製品、「ノンケミカル」とは紫外線散乱剤を含む製品と定義されます。ケミカル製品は高い紫外線カット効果がありますが、肌への刺激が強いとも言われています。ノンケミカル製品は肌への刺激が少なく石けんで落としやすいですが、白浮きや乾燥しやすくこまめな塗り直しも必要です。また、ノンケミカルは日焼け止め以外にも、合成界面活性剤、合成香料、合成着色料、パラベンなどを配合しない商品も指します。近年では低刺激のケミカル製品や白浮きしないノンケミカル製品も増えてきているので、ご自身のお肌に合うものを試してみることが大切です。
日焼け止めの種類と特徴
日焼け止めはSPFやPAなどのスペックだけでなく、テクスチャーや塗布する方法も選ぶ際の重要なポイントです。この章では、各種類の特徴と選び方について詳しく紹介します。
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- ミルクタイプ
- ・ なめらかなテクスチャーで、肌にスムーズに広がります。
・化粧下地として使える商品も多くあります。
・ウォータープルーフでないものは汗や水に弱い場合があり、頻繁に塗り直す必要がある場合があります。
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- クリームタイプ
- ・潤い成分などのスキンケア効果のあるものが多く、肌を保湿しながら日焼けを防ぎます。
・しっかり塗布でき、メイク前の化粧下地としても使える商品が多くあります。
・脂性肌の方はベタつきを感じることがあります。
・白浮きすることがありますので仕上がりに注意が必要です。
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- ジェルタイプ
- ・軽いテクスチャーで、肌にさっぱりと広がります。
・速乾性があり、汗や水に強いため、屋外活動に適しています。
・保湿効果があまりないため、乾燥しやすい肌には向かないかもしれません。
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- スプレータイプ
- ・広範囲に日焼け止めを塗布でき、髪や身体にも使いやすいです。
・肌に直接触れずに塗布できるので、塗り直ししやすいです。
・霧状になるため、風で飛ばされる可能性があり、塗りむらができる場合があります。
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- スティックタイプ
- ・コンパクトで携帯に便利です。
・顔や唇、耳など、細かい部位に密着させながら塗布できます。
・塗布するのに時間がかかるので、広範囲に塗り広げたいときには適さない場合もあります。
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- パウダータイプ
- ・塗りやすく、手や衣服がベタつきません。
・仕上がりが軽やかで、肌に自然な仕上がりを与えます。
・汗や摩擦によって効果が薄れやすく、日中に何度か塗り直しが必要です。
日焼け止めの用途別の選び方について
日焼け止めを選ぶ際には、利用するシーンに合わせて適切なSPFとPAの数値を選ぶことが重要です。高い数値ほど強力な紫外線防御効果がありますが、一方で肌に負担をかけることも。日焼け止めの用途別に適切な選び方と効果的な塗り直しの方法をご紹介します。
シーン別おすすめの日焼け止め
適切な日焼け止めを選ぶことは、紫外線から肌を効果的に守るために不可欠です。シーン別におすすめの日焼け止めと、SPFやPAの観点から選ぶ際の参考ポイントについて解説します。
海やプールで
海やプールでの日焼け防止には、ウォータープルーフの日焼け止めがおすすめです。水に強く、長時間の水中活動でも効果を保ちます。SPFは50以上、PAは+++以上の数値を選ぶと良いでしょう。
レジャーやアウトドア向け
レジャーやアウトドアでの使用には、長時間の紫外線にさらされるため、SPF50以上、PA++++の高い数値の日焼け止めが適しています。さらに、ウォータープルーフや汗に強いタイプを選ぶことで、長い時間効果を持続することができます。
普段の通勤・買い物で
普段の通勤や買い物での使用には、日常生活での紫外線対策が重要です。SPF30以上、PA+++以上の日焼け止めを選びましょう。また、軽いテクスチャーで肌になじみやすいものや、化粧下地として使用できるものもおすすめです。
屋内で過ごすことが多い
屋内で過ごすことが多い場合でも、紫外線から肌を守るために日焼け止めの使用がおすすめです。SPF15以上、PA++以上の日焼け止めを選び、特に直射日光が差し込む窓際などではこまめな塗り直しを心掛けましょう。
肌にやさしい成分で選ぶ
成分が刺激になりやすい敏感肌の場合は、ノンケミカルの日焼け止めを選ぶと良いでしょう。ノンケミカルの日焼け止めは肌への刺激が少なく、石鹸やお湯で簡単に洗い落とせるものがあります。SPFやPAの数値に加え、成分表を確認して肌に合ったものを選びましょう。
目的に合った日焼け止めでUV対策しよう!
日焼け止めを選ぶ際には目的や使用シーンに合わせて適切なものを選ぶことが重要だということがおわかりいただけましたでしょうか。さらにはこまめな塗り直しを心掛け、効果的な紫外線対策を行い、健やかな肌で夏を乗り切りましょう。
オススメの日焼け止めのアイテム
肌状態や紫外線にあたる時間によって、アイテムを選ぶ重要性について解説してきました。今回は2つのおすすめアイテムをご紹介。どちらも白浮きせず、日常で使いやすい処方です。それぞれのアイテムの特徴についてご紹介しますので、ご自身の肌状態や目的によって、使い分けてみてください。
<MEDISTHE>
薬用 UV クリーム 70g
SPF50+PA++++と、高いUVカット効果と美白ケアが特徴。水や汗にも強く、肌になじみやすく白浮きしにくい。紫外線から肌を保護し、美しい肌を守ります。日常使いはもちろん、夏のレジャーなどにも。
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