シミが気になり出したのはいつ頃ですか? 年齢を重ねると気になりだすものの一つがシミです。実はシミにはさまざまな種類があります。そこで、この記事では、シミができる原因やメカニズム、シミの種類を徹底解説。さらに、日頃からできるおすすめの美白ケア方法や正しいシミ対策についてもご紹介します。
タイプ別!シミの種類と原因
一口にシミといっても、発生原因や特徴が異なります。そもそもシミはどのような原因でできるのでしょうか。シミができるメカニズムや種類について詳しくみていきましょう。
シミができるメカニズムとは?
シミとは、メラノサイトいう細胞から生成されるメラニン色素が肌に沈着したものです。通常、シミのもととなるメラニン色素は、肌のターンオーバー(肌の生まれ変わり)によって徐々に表面へと押し上げられ、自然に排出されます。しかし、紫外線や生活習慣の乱れ、肌への摩擦などの影響でターンオーバーが乱れると、肌の奥にメラニン色素が蓄積してしまい、シミになってしまうのです。つまり、メラニンが作られる量と、押し出されるスピードのバランスが崩れると、シミができてしまうのです。ここでは、大きく4つに分類されるシミの種類について詳しく解説します。
老人性色素班
一般にシミといわれるものは老人性色素斑です。「老人性」と名前がついていますが、早ければ30歳台で、多くは40歳以降にできます。淡褐色~濃褐色で、頬骨の高い位置にできやすい直径数ミリから数十ミリの丸いシミ。紫外線の影響や肌の老化が原因でできやすくなります。
そばかす
左右対称性に粒状の茶色いシミが横一線に生じており、1つ辺りが直径2〜3ミリ程度の小さな斑点。主に頬や鼻を中心に広がるようにできます。遺伝的な要因ででき、大人だけでなく、幼少期(3歳頃)からもできることが特徴。また、紫外線の影響で濃くなることもあります。
炎症後色素沈着
年齢や世代を問わず、日焼けやケガ、やけど、ニキビなどが残った赤や黒色の炎症が原因。時間の経過とともに徐々に薄くなっていくことが特徴です。
肝斑
肝斑は頬骨のあたりに沿って左右対称にできる淡褐色のシミ。紫外線や女性ホルモンのバランスが崩れた時に発症するといわれているため、女性にできることが多いです。
おすすめの美白ケア方法!
透明感のある肌を手に入れるためには、美白ケアが欠かせませんよね。そこで、おすすめの美白ケア方法をいくつかご紹介します。
美白*化粧品を使う
日々のスキンケアでは、メラニンの還元を促したりメラニンの生成を抑えたりする美白*美容成分配合の化粧品を使うことが有効です。では、シミ対策に効果的な成分を見ていきましょう。
*メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
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- アルブチン
- メラニンを作り出す働きを抑える作用があります。 シミやそばかすを防ぐ「予防美白」の効果が期待されています。
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- トラネキサム酸
- メラニンを作る細胞の働きを抑える作用があります。さらに、肌荒れの抑制効果もあるので、シミを防ぎながら健やかな肌に導きます。
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- ビタミンC誘導体
- メラニンの生成を抑える作用があります。お肌を酸化させる活性酸素の除去や、血行を促進する働きもあるため、肌のターンオーバーを整えて老化を防ぐエイジングケア*効果も期待できます。
- *年齢に応じたお手入れ
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- ハイドロキノン
- 「究極の美白成分」「肌の漂白剤」などと呼ばれているハイドロキノン。すでにできたシミを薄くし、新しいシミができるのを予防してくれる働きもあります。
紫外線を徹底ブロック!
紫外線は、シミやソバカス、肌の乾燥の原因になります。そこで欠かせないのが毎日のUVケア。日焼け止めクリームでブロックすることはもちろん、サングラスを利用することもおすすめです。他にも、帽子や日傘を使って紫外線を浴びない工夫をしましょう。
紫外線量は夏に多いと思われがちですが、実は、春先から初夏にかけての時期も、夏とあまり変わらない量の紫外線が降り注いでいます。また、秋冬や天気の悪い日でも、紫外線がなくなるわけではありません。季節を問わず、1年を通して紫外線対策を心掛けましょう。
マイクロニードルで潤いを与える!
潤いが足りない乾燥したお肌は、紫外線の影響を受けやすいです。マイクロニードルを貼って眠るだけで、翌朝には内側から溢れる透明感とうるおいを体感できます。
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食事でシミに効く栄養素を摂る
シミ対策において、肌のターンオーバーの乱れを防ぐために、体の中からのアプローチも重要です。さて、体の中から肌のシミを防止・改善するためには、どのような栄養素があるのでしょうか?詳しくみていきましょう。
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- ビタミンC
- 皮膚や粘膜の健康を維持する成分です。また、既に肌にできたシミを薄くし、新しいシミができるのを緩和するはたらきがあります。
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- ビタミンE
- 血行を促進し、新陳代謝を活発にすることでメラニンの排出をサポートします。そして、ビタミンEはビタミンCと一緒に摂取することで相乗効果を得ることができます。
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- L-システイン
- メラニン色素の生成をおさえる作用があります。また、肌のターンオーバーを活発にする作用によって、シミを薄くする効果があります。ビタミンCと一緒に摂取すると相性の良い成分です。
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- βカロテン(ビタミンA)
- 皮膚や粘膜を健康にするはたらきがあります。肌にもともと備わっている保湿成分が増え、うるおいとハリのある肌へ導いてくれます。さらに、紫外線による肌ダメージを防止するはたらきがあり、エイジング*効果も期待できます。
- *年齢に応じたお手入れ
正しいシミ対策で透明感のある美肌へ!
シミは、紫外線やストレスなど、さまざまな原因で発生します。外出時の紫外線対策や日々の正しいスキンア、バランスのよい食事などを心掛けて、シミができにくい肌へと導くことが大切です。透明感あふれる肌を目指して、からだの内側と外側からしっかりとWケアしてみませんか? ぜひ、ひとつでもできそうなシミ対策を見つけて、取り入れてくださいね。