シミ対策や紫外線対策として毎日使いたい日焼け止め。健康的な美肌を目指すためには、塗り方だけでなく落とし方にも注意が必要だということはご存知でしたか? 日焼け止めを塗る大切さは分かっていても、意外と語られることの少ない落とし方については、悩む方も多いのではないでしょうか。本記事では、落とし方が重要な理由とあわせて、正しい洗顔の手順や注意点について丁寧に解説します。ぜひ参考にしてみてください。
日焼け止めをしっかり落とす理由と基本手順
紫外線をカットするために配合された日焼け止めの成分は、肌に負担をかけるものでもあります。きちんと落とせずに肌に残っていると、肌荒れの原因になることも。日焼け止めの落とし方やその後のケアを、部位別に解説していきます。
顔の日焼け止めの落とし方
STEP1:
クレンジングや洗顔料を使い、こすらずに優しく撫でるように洗う
STEP2:
肌残りのないよう、丁寧に洗い流す
STEP3:
化粧水などを使い、水分で肌にうるおいを与える
STEP4:
乳液やクリームを使い、与えたうるおいが蒸発しないようにフタをする
摩擦を避けることが最も大切です。肌はとても薄くてデリケートなので、こすらず撫でるように触れることを意識しましょう。特に小鼻やまぶたは、指の中でも力の入りにくい薬指を使う方法がおすすめ。また、髪の生え際やフェイスラインは洗い残りが発生しやすい部分です。すみずみまで丁寧に洗い流しましょう。
ボディの日焼け止めの落とし方
STEP1:
SPFやPAの値の高いものはクレンジング剤を部位にくるくるとなじませ優しく洗う
STEP2:
ボディソープや石鹸を十分に泡立てて、こすらないように気をつけて洗い落とす
STEP3:
ボディクリームなどでしっかりと保湿する
SPFやPAの数値の高い日焼け止めなど種類によって、身体にもクレンジングを使ってしっかり落とす必要があります。洗う際には、顔と同様にこすらないことがポイントです。また、顔と比べて皮膚面積が広い身体は、洗い残しが生まれやすい場所。洗った後にはぬるつきが残っていないか、水をはじかないか、丁寧にチェックしましょう。
日焼け止めのタイプ別の落とし方
日焼け止めのタイプや紫外線カット力の強さによって、適切な落とし方は異なります。また、石鹸やクレンジングオイルなどの落とすアイテムも、日焼け止めの種類によってさまざま。日焼け止めのタイプに応じた効果的な落とし方を、アイテムの使い方とあわせてご紹介します。
専用のクレンジング剤が必要なタイプ
ウォータープルーフなどに多い専用のクレンジング剤が必要なタイプは、普通の石鹸では落としきれません。身体に使ったとしても、ボディソープの前に専用のクレンジング剤を使う必要があります。パッケージを見て確認しておきましょう。
クレンジングが必要なタイプ
SPF値やPA値の高い、UV効果の高い日焼け止めはクレンジングを使ってオフしましょう。顔用のクレンジングで十分ですが、肌が弱い方には身体用のクレンジングソープもおすすめ。ウォータープルーフなどの高機能日焼け止めも、クレンジングでしっかり落とすことが大切です。
石鹸で落とせるタイプ
SPF値やPA値が低く石鹸オフの表記がある日焼け止めであれば、石鹸やボディソープで落とすことができます。しっかりと泡立てることを意識し、肌摩擦を生まないように気をつけましょう。クレンジングと比べて洗浄力は低いので、すみずみまで洗い残しのないよう丁寧に洗うことも大切です。
お湯で落とせるタイプ
ノンケミカルの日焼け止めであれば、お湯で落とせると謳われているものもあります。もちろん日焼け止めそのものはお湯で落とせるのですが、肌表面や毛穴には1日の活動で付着した汚れも溜まっています。石鹸や洗顔料を使って洗えるといいですね。
日焼け止めのトラブルや注意点
普段から使っている日焼け止めも、時と場合によってはトラブルの原因になることがあります。肌トラブルから衣服に付着するアクシデントまで、日焼け止めにまつわるトラブルと注意点について解説します。
服の汚れと白くなる原因
服は、日焼け止めの成分が付着することでも汚れていきます。日焼け止めに配合されている紫外線散乱剤によって最初は白く汚れますが、時間が経つと黄ばみへと変化していく恐ろしさも。服につかないように気をつけつつ、見つけたらすぐに対処することが大切です。
漂白剤の使用注意
日焼け止めで汚れた服には漂白剤を使いたくなりますが、日焼け止めの成分が残った状態で使用すると赤やピンクに変色する原因に。漂白剤を使う場合は、事前に日焼け止めの箇所をしっかり落としてから使用するようにしましょう。
肌トラブルと対策
人によっては、紫外線吸収剤に刺激を感じる方も。敏感肌の方には、紫外線吸収剤を使っていないノンケミカルのものや、無添加のものがおすすめです。また、日焼け止めは適切に落とすことも大切。落としきれなかった日焼け止めが毛穴にとどまり、ニキビや吹き出物の原因になることもあります。日焼け止めは、選び方にも使い方にも注意したいですね。
タイプに合わせてしっかりと落とそう!
日焼け止めと一口に言っても、さまざまな種類があります。日焼け止めのタイプに合わせて適切に落とすことは、スキンケアにおいてとても重要な工程です。丁寧に塗ることと同じように丁寧に落とすことも大切にして、すこやかで美しい肌を手に入れましょう。
オススメの日焼け止めのアイテム
使いやすく、優しい使用感にこだわった2つのおすすめ日焼け止めをご紹介します。活動内容に合わせて適切なSPF値の日焼け止めを選ぶことも大切なので、日々の選択肢の一つとしてさまざまなタイプを持っておきたいですね。UV効果の高さや落としやすさなど、その日の活動や気分に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
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