日本でも一般的になってきたとはいえ、適切な方法を学ぶ場はまだまだ少ないデリケートゾーンケア。すでに始めていても自分の方法が正しいか分からない方や、興味はあっても何から始めればいいか分からない方も多いのではないでしょうか。本記事では、デリケートゾーンケアの要である保湿の手順やおすすめアイテムについて紹介します。ぜひ、自分の身体をいたわる習慣づくりとして参考にしてみてください。
デリケートゾーンの保湿ケアについて
そもそも、デリケートゾーンの保湿ケアはなぜ行うのでしょうか。適切なケアが必要だとされる理由や、年代別のデリケートゾーンケアについて解説していきます。
デリケートゾーンの保湿ケアはなぜ必要?
デリケートゾーンの乾燥は、以下のトラブルを招きます。
- ・におい:脂肪酸などを含む汗が雑菌と反応して臭う
- ・かゆみ:ひだの間にたまりやすい垢が原因
- ・黒ずみ:摩擦によりメラニンが生成され、黒ずみやすくなる
乾燥に加えて、以下のトラブルもニオイやかゆみにつながります。
- ・ムレ:通気性が悪く雑菌が繁殖しやすくなる
- ・おりものの量や色:清潔に保てていないと雑菌が繁殖しやすくなる
- ・尿もれ:もれた尿から雑菌が繁殖しやすくなる
まずは乾燥によるお悩みから1つずつ解決していくために、保湿ケアは重要ですね。日頃のケアと併せて、必要であれば産婦人科に相談することも大切です。
デリケートゾーンのケアはいつから始めるべき?
基本的に、デリケートゾーンケアを開始するべき明確な年齢はありません。デリケートゾーン用の石鹸には幼児から使えるものも多いので、ボディソープとは分けて使うことを幼い内から知らせておくことも大切ですね。
年代やライフステージ別のデリケートゾーンケアについて
- ・初潮:ナプキンの使用方法を知り、こまめに取り替え清潔に保つ習慣をつける
- ・20代:引き続き適切な洗浄と保湿を心がけ、通気性の良い下着を身につける
- ・妊娠・出産:通常の洗浄や保湿に加え、出産に備えて会陰マッサージを行う
- ・30~40代:プレ更年期や更年期にはデリケートゾーンがより乾燥しやすくなるので保湿ケアを入念に行う
- ・閉経:引き続き保湿ケアに力を入れながら、尿もれ対策として骨盤底筋を引き上げるトレーニングを取り入れる
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デリケートゾーンの保湿ケアのやり方をSTEPで解説
デリケートゾーンの保湿ケアについて、詳しい手順を1つずつ見ていきましょう。特別難しいことはないので、ぜひ参考にしてみてください。
STEP 1
デリケートゾーン用の石鹸やフェミニンウォッシュで、汚れを丁寧に洗います。デリケートゾーンの皮膚は非常に薄く、弱酸性の繊細な場所。アルカリ性のボディソープでは刺激が強すぎるので、適切な洗浄成分のデリケートゾーン用石鹸を使いましょう。
STEP 2
洗った後の肌も丁寧に扱うことが大切。タオルでゴシゴシと拭かずに、水滴を軽く払う程度で十分です。この後に使う保湿アイテムによっては、水分と乳化現象を起こすことにより保湿効果を高められることもあります。
STEP 3
デリケートゾーン用の保湿アイテムで、しっかりと乾燥対策をしていきます。使うローションやクリームの肌なじみを良くするために、まずは手に取り、両手を合わせて少し温めましょう。
STEP 4
手で温めたローションやクリームを、デリケートゾーンに塗布していきます。粘膜質の部分を中心に、シワになっている部分にも細かく塗っていきましょう。刺激にならないように、やさしく塗ることも大切です。
STEP 5
最後は、デリケートゾーン用のオイルで保湿します。フェイシャルのスキンケアと同様、うるおいにフタをするイメージ。デリケートゾーンの肌を柔らかく整えるためにも、大切なステップです。
デリケートゾーンのケアのポイントや注意点
デリケートゾーンのケアについて、注意しておきたいポイントを解説します。意外と知らないことや勘違いしやすいこともあるので、ぜひ確認してみてください。
デリケートゾーンの保湿ケアのポイント
ローションやクリーム、オイルなどの保湿アイテムを使う場所は、大陰唇周りの皮膚です。コットンやティッシュなどを使うと摩擦が起きやすいので、基本的に指を使うようにしましょう。清潔にした指先で、やさしく塗ることがポイントです。
膣内ケアは専用のもので行う
デリケートゾーン用の石鹸や保湿アイテムは、肌表面をケアするアイテムです。膣内ケアは、医薬品として販売されている専用のものを使いましょう。どんなアイテムでも、誤った使い方をすると思わぬトラブルを招く可能性があります。商品の情報をよく読み込んで理解し、正しく使うようにしましょう。
内側からのケアも効果的
石鹸や保湿アイテムとは別に、サプリメントとして機能性が認められているデリケートゾーンケア製品もあります。膣内環境を整える機能が認められた成分なども報告されているので、上手く活用しながらデリケートゾーンの状態を整えていくのもいいですね。
おすすめのアイテムを紹介
デリケートゾーンの保湿ケアに使いたい、おすすめのアイテムを紹介します。クリームやオイル選びの参考にしてみてください。
おすすめの保湿クリーム
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<MAMA BUTTER> モイスチャーホワイトクリーム 40g
- VIOに加えて、脇や乳首のケアを手軽に叶えるクリーム。デリケートゾーンにうるおいを与え、透明感のある健やかな状態へと導きます。オーガニックシアバター(*1)が配合されていて、こっくりとしたテクスチャーでありながら素早く肌になじむ点も魅力的。
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<Pubicare organic> フェミニン メディバーム ローズ 15mL
- デリケートゾーン専門美容サロン生まれのブランドから誕生したバーム。ローズの香りが、自分をいたわる時間をやさしく包み込みます。粘度の高いテクスチャーで、塗布した場所にピタッと密着。乾燥が気になるデリケートゾーンの保湿ケアにぴったりです。内容量は15mLと小ぶりなチューブタイプなので、場所を取らずにサッと使えます。
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おすすめの保湿オイル
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<Femithera Organic> フェミセラオイル for V 30mL
- カサつきの気になるデリケートゾーンを、しっとりとなめらかな肌へと導く保湿オイル。アーユルヴェーダの考え方をもとに、オーガニックセサミオイルがベースとして配合されています。デリケートゾーンはもちろん、全身やフェイシャルにも使用可能。女性特有の悩みにやさしく寄り添うアイテムです。
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<MAMA BUTTER> バランシングオイル 20mL
- デリケートな肌のスペシャルケアにぴったりなヴァーシングオイル。常に乾燥や摩擦のリスクにさらされているデリケートゾーンに、うるおいを与えて肌をやわらげます。VIOゾーンの保湿はもちろん、会陰マッサージや妊娠線予防ケアに使えるマルチなアイテムとしても優秀。パラベンフリーや合成香料不使用など、こだわりの処方も特徴的です。
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まとめ
フェイシャルのスキンケアと同様に、デリケートゾーンも乾燥対策が大切。本記事で紹介した手順やポイント・おすすめのアイテムを、ぜひ日々の保湿ケアに役立ててみてください。うるおいのある健やかな状態を保つために、適切な保湿ケアを心がけましょう。
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