ハリのある目元は若々しい表情づくりに欠かせないポイントです。しかし年齢とともに気になり始める目元のたるみやハリ不足、乾燥にお悩の人も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、目元のたるみの原因を解説するとともに、効果的なケア方法や対策をご紹介します。
目元のたるみの原因
効果的なケアを行うためには、まずは目元のたるみの原因を理解することが大切です。大きく分けて次の2つの原因があげられます。
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
肌のハリ、弾力の低下
肌のハリや弾力を支えているのは、肌の内部にあるコラーゲンやエラスチンといった弾力成分です。しかしこれらの弾力成分は年齢とともに減少するため、加齢に伴い肌のハリや弾力が低下してしまうのです。
また肌のハリ、弾力の低下は加齢以外の原因でも生じます。例えばクレンジングの際に目元をゴシゴシこするなどの摩擦刺激や、紫外線によるダメージも、肌内部の弾力成分を壊してしまう要因となります。
さらに肌の乾燥も、目元のたるみを加速させる原因のひとつ。乾燥した肌はバリア機能が低下して刺激に弱くなるため、ハリや弾力が失われやすくなります。
そのため日々のスキンケアで適切なお手入れができていないと、目元のたるみがますます目立ってしまうでしょう。
目周りの筋肉の衰え
目元のたるみの原因は、肌の衰えだけではなく、実は筋肉の衰えも関係しています。
目の周りには眼輪筋をはじめとする筋肉が存在しており、まぶたの開け閉めや目元を引き上げる働きを担っています。しかしこれらの筋肉が衰えると「まぶたが重くなったようにたるむ」「目の下の脂肪が支えられなくなりプニプニとたるむ」といったサインが現れてしまうのです。
目元の筋肉も身体の筋肉と同じように、年齢とともに働きが衰えます。またスマホやパソコンの画面を見続けるなど、目元を酷使することで筋肉に疲労がたまり、コリや血行不良が生じることも。
このように日々の生活習慣によっても、目元のたるみは生じやすくなるのです。
目元のハリ不足にはスキンケアで対策を!
目元のたるみの原因のひとつである肌のハリ不足は、日々のスキンケアでしっかり対策しましょう。ここからは目元のたるみ対策に効果的なお手入れのコツを紹介します。
まずはしっかり保湿
スキンケアの基本は保湿です。
ハリツヤのある目元を目指すためには、まずは化粧水、乳液、クリームなどの基本のスキンケアアイテムでしっかり保湿することが大切です。とくに肌にハリを与える保湿成分が配合されている商品を使いましょう。
肌にハリを与える保湿成分
- ナイアシンアミド
- パルミチン酸レチノール
- ビタミンC誘導体
- ペプチド類 など
クレンジングはやさしく丁寧に
目元のたるみは摩擦刺激も原因のひとつ。特にアイメイクをゴシゴシこするように落としている人は注意が必要です。
クレンジングをする際は、こすらずやさしくメイクを浮かせるようにして落とすのがポイント。落としにくいウォータープルーフのアイメイクをしているときは、最初にポイントメイクリムーバーでマスカラやアイライナーを落としてから、顔全体をクレンジングすると目元に負担がかかりにくくなります。
目元用コスメで集中ケア
皮膚が薄く乾燥しやすい目元は、専用コスメで集中ケアするのもおすすめです。
基本のお手入れにプラスして、エイジングケア※ができるアイクリームや目元用パックなどで、保湿成分をしっかり与えてハリを高めましょう。
※年齢に応じたお手入れのこと
とくに乾燥しやすい目元のケアには、保水力が高い保湿成分・ヒアルロン酸が適しています。ヒアルロン酸はもともと肌のなかにも存在している成分で、わずか1gで6Lもの水を抱え込むことができます。
しかしヒアルロン酸は、分子量が大きく肌に浸透※しにくいという弱点もあるため、浸透※力にこだわったアイテムを選ぶことが重要です。
※角質層まで
おすすめはマイクロニードルタイプの目元ケア
皮膚が薄く乾燥しやすい目元のケアには、マイクロニードルタイプのアイテムがおすすめです。マイクロニードルとは、ヒアルロン酸を極小の針状に固めた化粧品で、シールのように目元に貼るだけで、ヒアルロン酸を角質層に直接注入できるコスメです。
肌に直接“刺す”ことで、ヒアルロン酸を角質層のすみずみまでしっかり届けることができます。普段のお手入れにプラスして、貼って寝るだけの簡単ケアなので、手軽に使えるのも特徴です。
おすすめのマイクロニードルパッチ
目周りの筋肉の衰えには表情筋トレーニングで対策を!
目元のたるみは筋肉の衰えも大きな原因です。ピンとハリのある、ぱっちり印象の目元を目指したい人は、ぜひスキンケアと一緒に目元の表情筋トレーニングにも取り組んでみましょう。
ここからは手軽にできる簡単な目元の表情筋トレーニングについて紹介します。
眼輪筋をほぐすマッサージ
まずは凝り固まった目周りの筋肉「眼輪筋」の緊張をほぐすマッサージから紹介します。手軽なマッサージなので、表情筋トレーニングの前に行ってみましょう。またスマホやパソコンを見た後に行うのも、目元がリフレッシュするのでおすすめです。
- 人差し指、中指、薬指の腹を眉下にあてて、眉を上に持ち上げるように軽く圧をかける
- 1の状態のまま、左右に小刻みに揺らして眼輪筋をゆるめる
- 指の位置を眉に沿って少しずつずらしなら、各10秒ずつ2の動作を行う
眼輪筋をほぐすマッサージにオススメのアイテム
-
- ヒアルロン リフティング アイクリーム 15mL
- もっと手軽に目元のマッサージをしたい人は、マッサージボールのアプリケーターが内蔵された目元美容液やアイクリームを活用するのもいいでしょう。美容液やアイクリームをなじませながら、目元に心地よい刺激を与えます。
- 詳細・ご購入はこちら
眼輪筋を鍛えるトレーニング
眼輪筋の緊張をほぐしたら、今度は筋肉を動かすトレーニングです。トレーニングといっても特別な器具は必要なく、いつでも手軽にできる方法なのでスキンケアのあとにプラスで取り組んでみましょう。
- 薬指の腹をまぶたの上に添えて軽く引き上げる
- 1の状態でまばたきを10回行う
- 人差し指と中指でチョキの形をつくり、2本の指の腹を目頭と目じりに添える
- 3の状態でまばたきを10回行う
- 人差し指と中指をくっつけて、2本の指の腹を目じりに添える
- 5の状態でまばたきを10回行う
- 左右両方同じように行う
目元のたるみはメイクでカバー
目元のたるみをケアするためには、日々のスキンケアや目元のトレーニングを継続することが大切です。しかしイベントや大切な予定がある日など、どうしても今すぐ目元のたるみを目立たなくさせたい人は、メイクでカバーするのがおすすめです。
目元にたるみのある人は、目の下に影ができてクマのように目立ちやすいのが特徴です。そこで活用したいのがオレンジのコンシーラーとツヤ感のあるハイライトの2品。
オレンジのコンシーラーで目の下の影をカバーして、ハイライトでツヤをプラスすれば、たるみの目立たないイキイキとした目元を演出できます。
また前日の夜に、目元用のマイクロニードルなどで気になる部分を集中保湿しておけば、メイクが映えるハリのある目元をキープできます。ぜひ試してみてくださいね。
おわりに
目元のたるみの原因は「肌のハリ、弾力の低下」と「目周りの筋肉の衰え」が主な原因です。目元のハリ不足が気になる人は、まずは毎日のスキンケアでしっかり保湿ケアをしましょう。目元用のアイクリームや、ヒアルロン酸を針状にしたマイクロニードルなどで集中保湿を行うのもおすすめです。
スキンケアにプラスして、目元のマッサージや表情筋トレーニングを取り入れるのも効果的。またどうしても目元のたるみが気になる時は、メイクアイテムを上手に使って、つややかで若々しい印象を演出するのもいいですね。
メイク前にもアイクリームやマイクロニードルで、しっかり保湿ケアをしておくのが、ハリツヤのある目元を叶えるポイントです。ぜひこの記事を参考に、イキイキとしたハリのある目元を目指してください。
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