鏡を見るたびに気になる目元の年齢サイン。特に目元のシワの目立ちが年々深くなっていると感じる女性は多いのではないでしょうか?
目元は見た目印象を左右する重要なパーツです。そこでこの記事では、目元のシワの原因を詳しく解説します。シワの種類に合わせたおすすめのケア方法も紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
目元のシワの原因は?
年齢を重ねるごとに増えていく目元のお悩み。
「笑ったときにできる目尻のシワが消えなくなった」「目元がカサカサしていて、細かいちりめんジワが目立つ」といったシワ悩みを抱えている人も少なくないでしょう。
そもそも目元のシワはどうしてできてしまうのでしょうか?適切なケアをするためにも、まずは目元のシワの原因から、詳しくチェックしていきましょう。
原因①乾燥
目元の皮膚は顔のなかでも最も薄く、乾燥しやすい部分です。肌が乾燥するとキメが乱れて、肌の表面に細かい小ジワができてしまいます。さらに乾燥によって肌のバリア機能が低下することで刺激にも弱くなり、肌がダメージを受けてシワができやすくなることもあるのです。
原因②肌のハリ不足
10代~20代のころは、笑った時の目元のシワがすぐに元に戻っていたのに「年齢ともに笑いジワが消えなくなった」と感じたことはありませんか?
目元は表情の動きに合わせて、皮膚が動いてシワができやすい場所です。肌に充分なハリと弾力があれば、表情の動きでできたシワはすぐに元に戻ります。しかし年齢とともに肌のハリや弾力が低下してしまうと、できてしまったシワがなかなかもとに戻らず、そのまま定着してしまうのです。
原因③紫外線によるダメージ
紫外線というとシミやそばかすのイメージがありますが、実はシワの原因にもなります。
紫外線のなかでも特にUV-A波は波長が長く、肌の内部の真皮層まで到達します。真皮層に到達した紫外線(UV-A波)は、肌の弾力成分であるコラーゲンやエラスチンを破壊してしまうため、肌のハリがなくなるシワができてしまうのです。
特に目元は皮膚が薄く、紫外線ダメージを受けやすい部分なので注意しましょう。
原因④摩擦による物理刺激
肌のダメージ要因は、乾燥や紫外線だけではありません。
例えば目元をこするクセがあったり、クレンジングの際にアイメイクをゴシゴシこすって落としていたりすると、摩擦による物理刺激で目元の皮膚がダメージを受けてしまいます。これらの物理刺激によってダメージを受けた肌はキメが乱れやすく、シワの発生につながることも少なくありません。
原因⑤目周りの筋肉の衰え
目周りには眼輪筋を中心とした表情筋があり、それらの筋肉がまぶたを持ち上げる、目尻を引き上げるなどの働きを担っています。しかし目周りの筋肉が衰えることで、まぶたが重くたるんだり、目じりが下がってシワが目立ちやすくなるのです。
目元の筋肉も身体の筋肉と同じように年齢とともに衰えやすくなります。また眉間にシワを寄せるようなクセがある場合は、目周りの筋肉が常に緊張した状態になり、コリができてシワが発生することもあります。
目元のシワは改善できる?おすすめのケア方法
さまざまな原因で発生してしまう目元のシワ。効果的にケアをしたい人は、まずは日々のスキンケアでしっかり対策することが大切です。
目元のシワには大きく分けて2つの種類があります。
それぞれに効果的なアイテムやスキンケアのポイントが異なるため、ここからはシワの種類に合わせた対策方法を紹介します。
小ジワのケア
小ジワの主な原因は乾燥のため、まずは保湿ケアを徹底しましょう。とくにおすすめなのが「乾燥による小ジワを目立たなくする効能評価試験済み」のスキンケアアイテムです
乾燥による小ジワを目立たなくする効能評価試験済みのスキンケアアイテムとは、化粧品メーカーが「化粧品機能評価法ガイドライン」に基づいた試験を行い、小ジワを目立たなくする効果が確認されている化粧品のことです。高い保湿効果があり、継続して使用することで乾燥による小ジワをケアできます。
小ジワを目立たなくする効能評価試験済のアイテム
また目元用アイテムで、集中的な保湿ケアを行うのもおすすめです。
例えば目元用アイテムにはアイクリームや、部分用マスクなどがありますが、なかでも注目されている目元用アイテムは、保湿成分であるヒアルロン酸を微細な針状にしたマイクロニードルです。
乾燥悩みに効果的な成分・ヒアルロン酸は、わずか1gで6Lもの水を抱え込む驚異的な保水力があります。しかしヒアルロン酸は分子量が大きいため、肌に塗布しても角質層に浸透※しにくいという特徴もあります。
※角質層まで
そこで開発されたのが、ヒアルロン酸そのものを微細な針状に加工した化粧品「マイクロニードル」です。マイクロニードルはパッチタイプの化粧品で、シールのように目元の気になる部分に寝る前に張るだけの簡単ケア。
ヒアルロン酸の針が角質層に刺さって溶け出し、寝ている間に角質層のすみずみまでうるおいを届けてくれる優れものです。目元の乾燥悩みが気になる人は、ぜひチェックしてみましょう。
おすすめのマイクロニードルパッチ
深いシワのケア
くっきりと深い目元のシワは、肌のハリ不足が主な原因です。保湿ケアを徹底するとともに、しっかり対策したい人は「シワ改善」の効果が認められた有効成分が配合された医薬部外品のスキンケアアイテムを使用しましょう。
シワ改善の効能は、日本では2016年に始めて認められており、その後徐々にシワ改善効果が認められた医薬部外品が発売されるようになりました。シワ改善効果のある有効成分には、レチノールやナイアシンアミドなどがあげられます。
目元のマッサージも効果的
目元の筋肉の緊張をほぐし、血行を促進することも、目元のシワ対策には効果的です。皮膚が薄い目元にダメージを与えないように、マッサージクリームを使って肌への摩擦を抑えながら、やさしく目周りをマッサージしてみましょう。さらにホットタオルで目元を温めるのも、血行促進につながるのでおすすめです。
ハリのある目元をキープするための生活習慣
日々のスキンケアにプラスして、シワの気にならないハリのある目元をキープするためには、毎日の生活習慣も意識しましょう。
紫外線対策を徹底する
シワ原因のひとつには、紫外線によるダメージもあげられます。夏場の暑い時期は紫外線対策をしている人も多いですが、実は紫外線は夏だけではなく1年を通して降り注いでいるのです。
そのため季節を問わず、毎日のケアに日焼け止めをプラスして紫外線対策を徹底しましょう。デイリーケアの日焼け止めは、SPF20前後、PA+++前後のUVカット機能があれば十分です。1日中炎天下の屋外で過ごす日や、マリンスポーツなどを楽しむシーンでは、SPF50+、PA++++の日焼け止めを選びましょう
さらに日傘や帽子、サングラスなどの紫外線対策アイテムも効果的です。
目元をこすらない
肌をこするような物理刺激も、シワを引き起こす原因になります。無意識のうちに目元をこするクセがある人は、目元をこすらないように意識しましょう。目元をリフレッシュさせたい時はこするのではなく、肌触りのいい柔らかいタオルなどで、軽く目元を押さえるようにするのがおすすめです。
またクレンジングの際は目元をゴシゴシこすらずやさしくメイクオフするのも重要。ウォータープルーフなどの落ちにくいアイメイクをしているときは、専用のポイントメイクアップリムーバーを使用して、こすらず丁寧にメイクを落としましょう。
スマホやパソコンの見過ぎに注意
スマホやパソコンの画面を長時間見続けていると、目や目周りの筋肉の疲れにつながります。動画やSNSを楽しむときも、定期的に目を休めて、目元に疲れがたまらないように意識しましょう。
おわりに
目元の見た目印象を変えてしまうシワのお悩み。目元にシワができる原因には、乾燥やハリ不足、紫外線や物理刺激によるダメージ、筋肉の衰えなどがあげられます。またシワには「乾燥による小ジワ」と「くっきりと深いシワ」の2種類があり、それぞれに効果的なお手入れ方法が異なります。
ピンとハリのあるいきいきとした目元印象を目指したい人は、保湿ケアにプラスしてシワ対策の効果が認められた化粧品の使用がおすすめです。また紫外線対策を徹底する、目元をこすらないなど、日々の生活習慣にも注意しながら、ぜひ魅力的に輝く美しい目元を目指しましょう。
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