せっかく綺麗に仕上げてきたにもかかわらず、いつのまにか広がってしまう髪。朝の忙しい時間を割いて丁寧にスタイリングしてきたのなら、なおさら悲しくなってしまいます。実は、髪の広がりの原因は髪質や毛量だけではありません。自分の髪は広がる髪だ、と諦めてしまう前に、今回ご紹介する髪の広がり対策をぜひ試してみてください。すぐに取り入れられる対策方法で、しっとりとまとまりのある美しい髪を手に入れましょう!
髪の毛が広がる4つの原因って?
そもそも、髪の毛はなぜ広がるのでしょうか。同じように広がる髪でも、髪質や周りの環境などによって原因はさまざま。効果的な対策をするためには、髪が広がる仕組みを知ることが大切です。今回は、主な原因を4つご紹介。清潔感のある綺麗にまとまった髪を目指すために、自分の髪が広がる原因を正しく見極めるところからはじめてみましょう。
うねりやすい髪質や毛量が多い
一つ目の原因は、生まれ持った髪質や毛量によるもの。太くて硬い髪には、コシがあります。髪の毛一本一本の力が強いので、うねりが生まれくせ毛になりやすい状態にあります。また、毛量が多ければその分ボリュームも出るので、広がりにつながります。
ダメージにより乾燥している
二つ目の原因は、髪のダメージによるもの。髪表面を覆っているキューティクルがダメージを受けると、髪内部の水分が流出します。水分不足でパサついた髪は周りの湿気や汗を含み、広がりの原因に。髪は主に、熱、カラーやパーマ、摩擦、紫外線によってダメージを受けます。
湿気
三つ目の原因は、周りの湿気によるもの。ヘアダメージによってキューティクルが剥がれたりめくれたりしている髪は、髪内部の水分が外と行き来しやすい状態。湿気がある環境では空気中の水分を取り込みやすくなり、髪全体が広がります。
静電気
四つ目の原因は、静電気によるもの。静電気は、湿度40%未満の乾燥した環境で起きやすい現象。湿気による髪の広がりと併せて考えると、湿度は高くても低くても注意が必要です。ブラッシングによる摩擦も静電気を引き起こしやすく、広がった髪の印象となります。
髪の広がりを抑えるヘアケア方法
髪の広がりという一つの現象にも、異なる原因がひそんでいることを見てきました。つぎに気になることは、実践的なヘアケア方法。あらかじめいくつかの対策方法を日頃のケアに生かしていれば、広がる髪の悩みから解放される日も近いかもしれません。日々の生活に取り入れやすいケアを、おすすめのアイテムとともにご紹介します。
ドライヤーの乾かし方に注意!
髪が湿気を吸わないようにするためには、髪自体のうるおいを奪わないことがポイント。一生懸命乾かすあまり、オーバードライしないように注意しましょう。また、髪のくせを伸ばすためには、ドライヤーで頭皮から毛先に向かって乾かしたり、軽く引っ張りながら乾かしたりする方法も有効。
トリートメントで保湿する
ヘアダメージも、立派な髪の広がりの原因。日頃からトリートメントで髪の保湿を行うことも大切です。シャンプーやコンディショナーなどのインバスケアに加えて使う、アウトバストリートメントもおすすめ。十分な保湿をしながら、静電気やヘアダメージから髪を守り乾燥を防ぎます。
スタイリングでボリュームを抑える
髪全体のボリュームは、スタイリングで抑えることもできます。
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STEP1
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まずは髪を扱いやすくするために、髪全体をブロッキング。ヘアアイロンで丁寧に伸ばし、ボリュームダウンさせます。
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STEP2
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スタイリング剤を多めに使い、抑えたボリュームをしっかりキープ。バームや重めのオイルがおすすめ。特に、ハチを抑えることを意識すると頭全体の印象がすっきりします。
髪の広がりを抑えてしっとりまとまる美髪へ!
今回は、髪の広がる原因と対策をご紹介しました。もともとの髪質や毛量が原因であれば、信頼できる美容師さんに相談したり、美容院で縮毛矯正をしたりすることも一つの手。ヘアダメージが原因であれば、日頃のケアを見直すことで改善していきます。自分の髪悩みを深掘りすることは、自分の髪を知ること。自分の髪と丁寧にかかわり、広がる髪を抑えながら自身の美しさを磨くことをぜひ楽しんでみてください。
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