人の第一印象を決める重要な場所である、髪。健康な髪やツヤのある美しい髪には清潔感があり、瞬間的に素敵な人だと思わせる力があります。効果的なヘアケアを行うためには、傷んだ髪との向き合い方を知ることも大切。今回は、髪が傷む仕組みや原因と、自宅でできるおすすめのケア方法をご紹介します。傷んだ髪について理解を深め、効果的なアプローチで潤いのあるキレイなツヤ髪を目指しましょう!
傷んだ髪とは?
髪が傷むとき、髪内部では具体的に何が起こっているのでしょうか。髪が受けるダメージの仕組みを詳しく知ることは、対応する適切なケアを選ぶ大きな手助けとなります。さまざまなヘアケア情報があふれる今、根拠を持って判断できるスキルは美しい髪を守るために必須! 起こっていることを正しく理解してケアするために、まずはダメージそのものに着目してみましょう。
髪の内部は、3層で構成されています。大部分を占めるコルテックスには、水分やケラチンと呼ばれるタンパク質などの、髪の毛の栄養が詰まっています。コルテックスに存在する成分を守っているのが、一番外側のキューティクル。キューティクルが傷むと、髪からタンパク質や水分が抜けて乾燥状態となり、ヘアダメージにつながります。指通りが悪くブラッシングで引っかかりを感じたり、毛先には枝毛や切れ毛が見られたりするなら、髪はダメージを受けている証拠。傷んだ髪は広がって上手くまとまらず、ツヤのないパサついた印象に。
髪が傷む原因とは?
髪の傷みは、キューティクルが外壁としての役割を果たせなくなり、髪内部の成分が流れ出すことによって起こります。つまり、髪の傷みはキューティクルの傷み。キューティクルがダメージを受ける原因には、どのような種類があるのでしょうか。日常の中にひそむたくさんのダメージリスクを知り、少しでも髪への負担を避けられるよう工夫していきましょう。
間違ったヘアケア
自然乾燥で完全に乾ききらないまま寝たり、無理にブラッシングすることで、摩擦につながります。摩擦は髪にとっては負担が大きく、キューティクルの大敵。簡単にめくれ、剥がれ落ちてしまいます。
紫外線対策をしていない
紫外線はキューティクルを剥がし、毛髪のタンパク質を構成するシスティンにもダメージを与え変性させてしまいます。さらに、新しい髪を生み出す場所である頭皮に炎症を引き起こすこともあるため、紫外線による髪への影響も侮れません。
ドライヤーやアイロンによる熱ダメージ
キューティクルには、熱に弱い性質があります。ドライヤーやアイロンによる熱によってめくれたり剥がれやすくなることで、毛髪自体が成分の流出しやすい弱った状態に。
カラーリングやパーマによるダメージ
髪色や髪質を決定する場所は、キューティクルの内側にあるコルテックス。ヘアカラーやパーマはキューティクルを通り越した化学処理となるため、キューティクルを溶かす薬剤が使われます。ブリーチなどのカラーリングでは、メラニン色素を壊すことによる髪内部の空洞化も起こり、パサつきや手触りの変化につながることも。
自宅でできるダメージケア法!
ダメージの原因を踏まえ、髪を守るおすすめのケアやヘアケアアイテムをご紹介します。髪の毛をダメージから守り続けるためには、継続したケアが大切。日々の積み重ねが美髪を育てます。今回ご紹介する方法は、どれも自宅で取り入れやすいものばかり。毎日のスタイリングのルーティンやホームケアを見直す参考にしてみてください。
正しいヘアケアを心がける!
ヘアケアで一番気を付けたいことは摩擦。目の粗いブラシを使い、シャンプーでは髪自体をゴシゴシこすり合わせないように気をつけましょう。髪を十分に乾かし、キューティクルが閉じた状態になってから眠ることで、濡れたままの状態と比べ睡眠時の摩擦も軽減することができます。
アウトバストリートメントを使う
コンディショナーやトリートメントなどの洗い流すインバスアイテムに加えて、洗い流さないアウトバストリートメントでのケアもおすすめ! ドライヤーの熱ダメージから髪を守り、トリートメント効果でツヤを与えます。ヘアオイルやヘアミルク、ミストタイプなど種類も豊富。補修効果のあるこちらのアイテムは、ダメージケアにぴったりです。
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熱ダメージを抑える
濡れた髪はキューティクルが開いた状態。ヘアアイロンやコテは、必ず乾いた髪に使いましょう。ドライヤーは熱ダメージにつながるので、同じ場所にあて続けないことも大切。最初にタオルドライで余分な水分を吸い取った後、ダメージの蓄積された毛先が最後になるように根元から順番に乾かして。
髪にも紫外線対策を!
一番は、紫外線を直接浴びないようにすること。帽子や日傘で物理的にUVカットしましょう。ジェルタイプやミルクタイプの日焼け止めは髪には不向きなので、スプレータイプやミストタイプがおすすめ。
お家でできるヘアケアで髪を健やかに!
髪が傷む仕組みや原因と、髪を守る適切なケアを根拠とともにご紹介してきました。髪の構造やダメージの仕組みを正しく理解していれば、突然気になりだしたヘアダメージにも慌てずに対処できます。原因について見てきたように、髪のダメージは日常生活の中で蓄積されていくもの。できるだけ避ける工夫をすることと、受けたダメージをこまめにリペアすることが、美しい髪をキープする秘訣です。サロンで美容師さんに特別なケアをしてもらう時間と同じように、ホームケアも大切にしてみてはいかがでしょうか。日々のケアで髪をいたわり、キレイな髪で素敵な印象を手に入れましょう!
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