髪がボワッと広がったりうねったり……。お出かけ前に髪がきれいにまとまらないと1日の気分がぐっと下がってしまいますよね。実は日本人の約70~80%はくせ毛に悩んでいるとか。一言にくせ毛といってもいろんな種類があり、それぞれに対処法が異なります。そこで今回はたくさんの方が悩んでいるくせ毛について、原因や対処法を紹介します。普段のお手入れ方法を見直すだけで、朝のスタイリングの時間がグッと楽になるかもしれませんよ。
くせ毛の原因とは?
くせ毛の原因には大きく分けると先天的なくせ毛と後天的なくせ毛があります。先天的なくせ毛は毛根の形状のゆがみが原因、後天的なくせ毛は加齢やダメージなどが原因と言われています。それぞれの原因によって、対処法も異なってきますので、まずは、自分のクセやうねりの原因を理解して、自分にあったくせ毛の治し方を知ることから始めましょう。
生まれつきの先天的なくせ毛
生まれつきのくせ毛には、毛根の形状のゆがみが原因と言われています。毛髪は毛根が真っすぐな形状だとそのまま真っすぐに成長して直毛になりやすく、毛根の形が曲がっているとゆがんだ形で髪の毛が製造されてしまいくせ毛になりやすくなるのです。毛根の形状は遺伝や毛髪の成長過程に形成されますが、加齢により毛穴の形状が変化することもあるので注意が必要です。
ヘアダメージ
後天的なくせ毛の原因として、キューティクルのダメージによってくせ毛になることがあります。キューティクルはカラー剤やパーマ剤による化学的なダメージのほか、ドライヤーなどの熱や摩擦、紫外線によりダメージをうけることも。表面の髪は、内側の髪よりも日常的なダメージを受けやすく、細かいクセが出やすくなります。
加齢
加齢による髪質の変化、頭皮がたるむことにより毛穴がゆがみ、髪が曲がってしまうことがあります。また、年齢を重ねるごとに髪が水分量を維持できなくなりキューティクルが剥がれ落ち、クセが強くなっていく傾向に。キューティクルが開くと湿気をブロックするものがなくなり、湿気で髪がうねりやすくなってしまいます。
ストレスや生活習慣
十分な栄養を取れていない、睡眠をとれていないと栄養が足りず髪が細くなりくせ毛になりやすくなります。また、十分な栄養を取れていても、脂質が多いなどの偏った食生活によって皮脂が毛穴につまり、毛が細くなりくせ毛になることも。
くせ毛を直すには?
後天的なくせ毛には、髪にダメージを与えないことが大切です。また、毛根の加齢によるゆがみもお肌のたるみを防ぐのと同じようにシャンプーやドライヤーなど、正しいヘアケアで予防できます。
さらに、スタイリング剤を使ってセットすることや、くせ毛に対応した製品など自分の髪に合ったアイテムを使うことが扱いやすい髪になるポイントです。そこでヘアケアの基礎から一緒に確認していきましょう。
正しいヘアケアを心がける!
シャンプーが正しくできていないことが原因で毛穴のゆがみを引き起こすことがあります。毛穴に皮脂やスタイリング剤が残っていると、毛穴がつまる一因に。すすぎまで十分におこないましょう。
また、髪を洗ったらすぐに乾かしましょう。ぬれている髪はキューティクルが傷つきやすくなっているので、優しく擦らずにタオルドライ。ドライヤーの前にアウトバストリートメントをつけて、熱ダメージから保護することも忘れずに。ドライヤーはキューティクルの向きに合わせて髪の根元から毛先に向かってあてるようにしましょう。
トリートメントでダメージ補修!
紫外線や熱ダメージや乾燥から髪を保護するため髪を乾かす前のアウトバストリートメントは必須です。おすすめのトリートメントメントはこちら。
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頭皮マッサージを取り入れる
血行を促進するマッサージを取り入れることで、ダメージに負けない髪を目指しましょう。マッサージの時間は負担にならない長さで十分効果はあります。頭皮マッサージの手順は次の3ステップで行います。
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STEP1:頭皮全体をもみほぐす
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両手のひらを頭皮に当て、軽く圧をかけて押し回しながら頭皮全体を動かします。両耳の上~耳の後ろ~襟足~額の生え際と順に位置を変え、頭全体を動かします。
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STEP2:頭皮を引き上げる
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人差し指・中指・薬指の全体を頭皮に添わせて押しながら耳後ろの生え際から頭頂部に向けてゆっくりと滑らせます。耳上~額の生え際と位置を変えて頭皮全体を刺激してください。
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STEP3:ツボ押し
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両手指先で頭中央を指先で押します。1カ所につき3秒ほど押していきます。頭の中央や分け目など、押すと気持ちの良いところを探しながらプッシュしてください。深呼吸をして行うことでよりリラックスできます。
正しい生活習慣を心がける
髪は女性ホルモンで作られていると言われています。無理なダイエットや生活環境などの悪化によって髪質の変化が起こる可能性があります。栄養バランスがとれた食事、規則正しい生活習慣を心がけることが何より大切。また、血行が悪いと髪に栄養が行き届かないので、適度な運動や入浴などを取り入れることで全身の血行を良くすることも意識していきましょう。
縮毛矯正やストレートパーマをかける
先天的な要因の場合、自分でケアするには限界があります。その場合は美容院で縮毛矯正やストレートパーマを施術することが最も有効です。また、美容院やサロンでクセを活かしたカットやパーマなどのスタイルを相談するものおすすめです。
スタイリングで目立たせなくさせる!
スタイリングで髪をまっすぐにするための基本的なテクニックを3ステップでご紹介します。
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STEP1:熱ダメージから髪を守る
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まずはアウトバストリートメントで髪を保護しましょう。髪が乾いた状態の場合は水や寝ぐせ直しウォーターなどで髪全体をたっぷり湿らせてからアウトバストリートメントを塗布します。ぬらすのはクセが気になるところや前髪だけでもOKです。
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STEP2:髪をひっぱりながらドライヤー
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根元を中心にドライヤーをかけます。クセが気になるところは、しっかりとブラシで引っ張るのがポイント。それでもクセが伸び切らない場合はアイロンを使うのもおすすめです。耳のてっぺんあたりを境にブロック分けをし、髪の下側からふくらみをおさえるようにアイロンで伸ばしていきます。
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STEP3:ブラッシングと仕上げ
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全体をストレートにした後はブラシを使って整えます。毛先を少し内巻きにするとまとまりのあるきれいなストレートヘアに仕上がります。最後に重めのテクスチャーのオイルやバターで仕上げることで、パサつきを抑えさらにきれいな仕上がりに。
自分に合った正しいケアでまとまりヘアへ!
今回はくせ毛の原因と対処法をご紹介しました。後天的原因のくせ毛に関しては、予防や改善が可能です。シャンプーやドライヤーの方法などのヘアケアや生活習慣など見直していきましょう。
美は一日にしてならずという言葉があるようにサラサラ美髪は一朝一夕には手に入りません。日々の積み重ねが美しい髪の毛を作ります。ヘアケアを適切にすれば、くせ毛を生かしたスタイリングで魅力的に見せることも可能です。くせ毛の特性を理解し、上手に付き合っていきましょう。
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