足が冷たい!使い捨てカイロでポカポカ
足を温める足のつぼ
健康を害する冷えの放置は要注意!そこで今回は、「足」に焦点を当てた冷えのケア方法をご紹介します。冷えのケアの一つとして、カイロを使った温熱刺激を取り入れることで、血行促進や筋肉の緊張緩和が期待できます。足元からぽかぽかと心地よい刺激で体温を上げて快適な日々を過ごしましょう。
記事監修者
- 細川卓誠(ほそかわたかのぶ)
- SEVEN BEAUTY株式会社 企画部(鍼灸・整体事業部)
はり師、きゅう師、医薬品登録販売者
新卒採用で大手電機メーカーに就職。29歳で退職後、整体院でバイトをしながら専門学校へ。
はり師、きゅう師の資格を取得し、鍼灸整骨院、鍼灸院を経て現職に就く。
総合美容専門メーカーとして鍼灸・整体業界の発展と地位向上のために何ができるのか、あらゆる手段を試みている。
温熱刺激で体調の改善!
身の周りに冷えでお悩みの方はいらっしゃいますか?おそらく何人か見つかるはずです。老若男女、多くの日本人が冷え性だと自覚していることは知られていますが、実際に日本人の平均体温は低下しており、現代人の体の冷えを浮き彫りにしています。運動不足、エアコンの普及による自律神経の乱れ、筋肉量の低下、高ストレス社会などによる生活環境、生活習慣の変化が主な原因とされています。体の冷えを無視すると、代謝機能、免疫機能、内蔵機能の低下などにより、不安感や頭痛、肌荒れ、便秘、関節の痛みといった症状として表に出ることもあります。冷えた体を温めると、血行や代謝が促進され、体内のホルモン分泌を促すことで気分が安定し、心身のリラックス効果が期待できます。”体を温める”冷えに対するケアを日々のホームケアに取り入れていくことが大切です。
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カイロを使った足のツボのやり方
今回は体を温めるために、カイロで足を温めていくのですが、ただ温めるだけではもったいない!足には血流の促進や自律神経の整調など、冷えのケアにつながるたくさんのツボがあります。ここでは、冷えのケアにおすすめのツボについて、ツボが持つ効果と位置の見つけ方、温め方を解説いたします。ツボというと難しそうですが、今回はカイロを使って「点」ではなく「面」でツボを刺激していきますので、誰でも簡単にお試しいただけます。おすすめのツボへの温熱刺激で心身のリラックスを図りましょう。
温熱刺激に必要なアイテム
用意するものは、持ちやすい手のひらサイズの貼らないタイプのカイロ2個(左右の手で1個ずつ持ちます)だけです。レンジや湯煎などで加温でき繰り返し使用できるタイプのホットパックでも代用できます。カイロは、平均温度が約35~60度程度と商品によって異なるので好みで選びましょう!温度が高いものは温熱刺激の効果を実感しやすいためおすすめです。
足のツボの部位ごとの効果をおさえよう!
【足(足首より先)】八風・湧泉:冷え、血行不良、自律神経の乱れ
湧泉
体全体を元気にする万能のツボとして様々な症状に効果があるとされ、血液循環がよくなることで疲労回復、冷え性、むくみ、腎臓機能、利尿、老廃物の排出に効果が期待できます。
八風
足指の間に左右に8個あるツボで、血管が集まっている場所であるため、温めたり、マッサージしたりしてほぐしてあげると血流循環がとてもよくなります。
【足首】三陰交:冷え、生理不順や痛み、胃腸の不調
三陰交
女性が知っておくと便利なツボです。足の内側を通る「脾」「腎」「肝」の3つの経絡が交わる場所で冷え、生理不順や痛み、胃腸の不調、更年期障害に効果が期待できます。
【ふくらはぎ】承筋・承山:疲労、足のむくみ、筋肉のこわばり、便秘や下痢
承筋・承山
血流を改善し、水分代謝機能にも働きかけるとされ、足の疲労、冷え、むくみ、筋肉のこわばり、便秘や下痢に効果が期待できます。
カイロをあてるときの注意点
両方の手の平にカイロを持ち、包み込むようにケアする部位にカイロを当て、軽く圧をかけます。押し当てる時間は“熱・気持ちいい”と感じる感覚や健康状態により異なりますが、各ステップにつき6秒程温め、片足全体として1分半が目安です。温めて特に気持ちいいと感じる部位は少し長めに温めてください。
※炎症症状が出る疾患や血管、皮膚、骨に異常がある場合はマッサージを避けてください。
※妊娠中の方や現在、疾患の診断を受けている方はお試しになる前に、必ず主治医にご相談ください。
足(足首より先)の温め方・・・八風・湧泉(はっぷう・ゆうせん)
八風・湧泉のツボの温め方をご紹介します。
各ステップにつき6秒程温め、片足全体として1分半が目安です。
温めて特に気持ちいいと感じる部位は少し長めに温めてください。
step1
step2
足の甲から足の指先を、両手のカイロで挟むように温めます。「甲」から「指先」までの距離を3か所に分けて、ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっと圧をかけて温めます。
step3
足の裏に一つのカイロを当てながら、もう一つのカイロを足の指の間に挟みます。順番に、全ての足の指の間(4カ所)を親指側から温めます。特に足の指の付け根を重点的に温めるよう心がけましょう。
step4
step5
足の両サイドを温めます。しっかりと「かかと」から始め、かかとと「指先」までの距離を2カ所に分けて、ぎゅっ、ぎゅっと圧をかけて温めます。
step6
この手順を丁寧に行うことで、冷えや血行不良、自律神経の不調にアプローチでき、心地よい温もりを足元に届けることができます。
足首の温め方・・・ 三陰交(さんいんこう)
三陰交のツボの温め方をご紹介します。
各ステップにつき6秒程温め、片足全体として1分半が目安です。
温めて特に気持ちいいと感じる部位は少し長めに温めてください。
step1
左右のくるぶしをカイロで挟むように、ぎゅ~と圧をかけて温めます。
step2
くるぶしからカイロ1個分上のあたりを両手で包むようにして温めます。特に足首の三陰交を重点的に温めましょう。
step3
足はSTEP2の状態のまま足首をくるくると回します。
step4
足首周辺を刺激することで、冷えによる不調を軽減し、体調のバランスを整える効果が期待されます。
ふくらはぎの温め方・・・ 承筋・承山(しょうきん・しょうざん)
承筋・承山のツボの温め方をご紹介します。
各ステップにつき6秒程温め、片足全体として1分半が目安です。
温めて特に気持ちいいと感じる部位は少し長めに温めてください。
step1
ふくらはぎを左右から挟むようにして、足首から膝の間の距離を3~4回に分け、足首から膝に向かい、ぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっと圧をかけてふくらはぎ全体を温めます。
step2
膝裏から踵の中間地点(承山)と、ふくらはぎで一番盛り上がっている部分(承筋)に、それぞれカイロを当てて、ぎゅ~と強めに押し当てて温めます。
step3
承筋-承山を刺激することで、冷えによる不快感を軽減し、筋肉のこわばりやストレスからくる不調を和らげることができます。忙しい日常の合間に、ふくらはぎを温かくして心地よいリフレッシュを試してみてください。
温めが終わった後に、締め付け感の少ない足首用のレッグウォーマーを着用するとより効果的です。靴下の様に足裏、足の指まで覆ってしまうタイプは、足裏の汗による放湿性が悪くかえって足元を冷やしてしまうことが言われています。
カイロを持つ手元のツボにも効果
労宮
カイロを使ったマッサージ中、温熱刺激を受けている手の平に、疲れが集まる場所とされる労宮(ろうきゅう)というツボがあります。心身の疲れ、手の冷えを和らげる効果が期待できます。自律神経を整える働きがあるため、精神的な緊張やイライラなど気を鎮めるのにもおすすめです。
まとめ
体を温めることは健康維持に欠かせません。今回は、冷えを感じやすい足に着目し、誰でも簡単に温めつつ、冷えに効果的な足のツボを刺激する方法をご紹介しました。ツボを上手く活用することで、自律神経の調整や血行の促進、冷えに起因する不快な症状の軽減が見込めます。これらのアプローチを組み合わせ、心地よい温もりで冷え知らずの健康的な毎日を過ごしましょう。
オススメの冷えの対策アイテム!
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